OpenAIは2025年1月31日、推論特化モデル「o3-mini」を正式公開した。前世代の「o1-mini」より高速で、しかも無料プランのChatGPTユーザーを含む幅広い層に開放された点が特徴だ。
o3-miniはSTEM系タスク(科学・数学・コーディング)に強みを持つ軽量推論モデルで、思考の深さを「低・中・高」の3段階から選べる推論努力設定が搭載されている。OpenAIのベンチマークでは、数学競技問題や科学的推論において前世代を上回るスコアを記録した一方で、応答速度は大幅に向上している。
APIでは入力100万トークンあたり1.1ドル、出力4.4ドルと設定されており、o1-miniの約半額となる。Plusプラン以上では無制限に近い利用が可能で、無料ユーザーにも1日あたりの制限付きで提供される。OpenAI APIを通じた開発者向けアクセスも同日に開始した。
コスト面では、大型モデルのo3を同時に発表したが、o3-miniはo1(フルサイズ)との比較で数倍以上安価だ。STEM特化の用途では、より高価な汎用モデルを使わずにo3-miniで十分な結果が得られるケースが多いとOpenAIは説明しており、推論モデルの実用コスト引き下げを明確に意識したリリースと言える。




