Googleは2026年2月12日、高度な推論に特化したモデル「Gemini 3 Deep Think」をGoogle AI Ultraサブスクライバー向けに公開した。数学・物理・化学の難問を解く能力を重点強化しており、国際オリンピアの記述問題でメダル水準のスコアを記録した。
ベンチマーク結果では、競技数学(IMO 2025相当)でメダルレベルの性能、競技プログラミングではCodeforces ELO 3455、国際物理・化学オリンピア2025の記述問題でもメダル水準を記録している。ARC-AGI-2では45.1%を達成しており、人類の問題解決能力を問う難問集合での実力が際立っている。
「Deep Think」という名称が示す通り、このモデルは問題を考えるためにより多くの計算資源を使い、段階的な検証を繰り返しながら答えを絞り込む設計だ。Gemini 3 Proと比べて推論の深さが大幅に拡張されており、専門家レベルの難問や複数の解法候補がある問題への対応に強みを持つ。
Gemini 3 Deep ThinkはGemini APIからも早期アクセスプログラムを通じて利用可能で、研究者・エンジニアの複雑なタスクへの適用が進められている。科学的発見の加速という目標に向けて、人間の専門家がAIを「顧問(Advisor)」として活用しながら共同研究するモデルを提唱している。




