OpenAIは2026年4月28日、Amazon Web ServicesのフルマネージドAIサービス「Amazon Bedrock」上でGPT系モデルの提供を開始したと発表した。これまでMicrosoft Azureを優先していたOpenAIのクラウド戦略の転換を明確に示すものだ。
Bedrock経由で利用できるのはGPT-5.5やGPT-5.4などのフロンティアモデルのほか、コーディングエージェント「Codex」と、複数エージェントを管理する「Managed Agents」機能だ。AWSの既存インフラ上でOpenAIの技術を利用できるため、すでにAWSを中心にシステムを構築している企業がOpenAIのモデルを導入する際の摩擦が大幅に下がる。
AWSユーザーはBedrockのコンソールおよびAPIを通じてOpenAIのモデルにアクセスでき、AWSの既存の認証・セキュリティ・コスト管理の仕組みをそのまま使える。エンタープライズ向けのデータプライバシー要件や監査ログへの対応もAWS側のインフラで吸収される。
MicrosoftとのパートナーシップをAzureへの独占提供から脱却させる動きと合わせて読むと、OpenAIはモデルのマルチクラウド展開を本格的に加速させている。GoogleのVertex AIへの展開可能性も取り沙汰されており、「どこからでも使えるAI」としての地位を確立しようとする姿勢が鮮明になっている。




