ホーム / ニュース / OpenAI、ティーン向けChatGPTに大学出願管理「College Planner」 ノートからフラッシュカード作成も

OpenAI、ティーン向けChatGPTに大学出願管理「College Planner」 ノートからフラッシュカード作成も

OpenAIは10月7日、18歳未満向けの「ティーン向けChatGPT」に大学出願の手続きを管理する機能「College Planner」を近く追加すると発表した。あわせてノートからフラッシュカードやクイズを作る学習機能を拡充し、ボストン小児病院と10代の意見を製品に反映する諮問委員会の支援も始める。

College Plannerは、利用者がリストに登録した大学ごとの出願要件、締め切り、やるべきタスク、学費援助の手続きを1つの計画にまとめる機能だ。タイムラインで先の予定を確認しながら進捗を更新でき、要件の意味や書き始め方をChatGPTに質問することもできる。志望校選び自体を肩代わりするのではなく、手続きの管理を支える設計だとしている。最初は米国で、4年制大学への進学を目指す10〜12年生を対象に提供し、今後は他国や2年制大学、職業訓練校などへ広げる。同時に、資源の乏しい高校にアドバイザーを派遣する非営利団体College Advising Corpsへの支援も表明した。

学習機能では、ノートを複数枚続けて撮影すると自動で1つのPDFにまとめてアップロードできる機能をiOSで提供し、Android版も準備している。アップロードしたノートや選んだトピックからフラッシュカードを作り、覚えたカードへの印付けやシャッフルで復習でき、カードのセットはライブラリに保存される。ノートを対話型のクイズに変える機能も加わった。

8月18日にティーン向けChatGPTを導入した時点の学習機能は、学習モード、学習時間の設定、概念を図示する学習ビジュアライゼーション、クイズだった。今回はそこに、復習用の教材を自分のノートから作る機能と、進路の手続きを管理する機能が足された形になる。OpenAIは導入後の利用状況も公表しており、ある1週間に120万人近くが学習ビジュアライゼーションを、18万人以上が学習モードを使った。10代の平均利用時間は1日15分未満で、3時間超連続で使う利用者は2%未満、休憩リマインダーが表示された会話の半数近くで5分以内に休憩か終了に至ったという。

College Plannerは米国の出願制度を前提にした機能で、日本での提供予定は示されていない。日本の大学入試は共通テストや各大学の個別試験、総合型選抜など日程も手続きも異なるため、他国展開の対象に日本が入るかどうかは今後の発表を待つ必要がある。フラッシュカードとクイズについては地域の限定は明記されていない。ボストン小児病院Digital Wellness Labの支援は3年間で、2026〜27年度は14〜18歳の約12人と16〜20歳の約10人が参加し、10代向けの安全設定やペアレンタルコントロールについて提言をまとめる。

タグ付け処理あり: