Google DeepMindは2026年3月29日、マウスポインターをAI時代に合わせて再設計した「AIポインター」コンセプトを発表した。画面上の要素をポイントして音声や短いテキストで指示するだけで、複雑な操作をAIが代行するインターフェースだ。
AIポインターは4つの設計原則に基づいている。「フロー維持」では複雑なコマンドなしに全アプリで動作、「ビジュアル理解」ではポインター周辺の視覚的・意味的コンテキストを自動取得、「自然言語」では「この修正」「それを移動」のような簡潔な日常語で複雑な要求を処理、「エンティティ化」ではピクセルを場所・日付・物体などの構造化データに変換する。
具体的な使い方として、地図の一部を指して「ここまでの道順を教えて」と言うと地図アプリを操作してルートを案内する、ウェブページのテキストを指して「これを翻訳して」と言えば選択と翻訳を一括実行する、といったシナリオが示されている。
AIポインターはChromeブラウザ内のGeminiとの統合が先行実装される予定で、将来的にはGoogleブランドの新型ノートパソコン「Googlebook」への搭載も計画されている。OSレベルのUIにAIを統合するアプローチは、MicrosoftのCopilot+ PCやAppleのApple Intelligenceと同じ方向性であり、AIが個々のアプリではなくデバイス全体に溶け込む流れを反映している。



