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Anthropic、希少疾患研究向けに最大5万ドルの助成金プログラムを開始

Anthropicは7月20日、希少疾患研究を対象にした助成金プログラム「AI for Science」の新たな枠を発表し、応募の受け付けを始めた。基礎研究者と設立初期のバイオテック企業を対象に、最大5万ドル相当のClaude利用クレジットを6カ月間提供する。応募は指定のGoogleフォームから行い、締め切りは8月2日午後11時59分(太平洋時間)としている。対象モデルはClaude Opusなど承認済みの生物学向けモデルで、該当する研究には安全確認用のバイオ分類器を一部適用除外とする措置も用意するという。

プログラムは2つのトラックに分かれる。「基礎科学パートナーシップ」では、臨床研究者や患者団体、データ科学者が協働し、希少疾患の発症機序の解明を進める。疾患オントロジーや知識グラフを手がけるMonarch Initiativeがパートナーとして参加し、同団体が提供する疾患分類体系「Mondo Disease Ontology」や知識グラフ「Monarch Knowledge Graph」に加え、症例報告や変異データベースをClaudeが解析する新ツール「DisMech」も活用する。成果は同団体のサイト「Monarchinitiative.org」で公開する予定で、ハッカソンの開催も計画しているという。想定する研究テーマの例として、遺伝子変異と疾患の関連を機序レベルで示す提案や、経過観察データからのバイオマーカー特定などを挙げている。

もう一方の「バイオテック企業向け」トラックは治療薬開発の加速が狙いで、遺伝子診断の確定から治療提供まで通常1〜2年かかるとされる期間の短縮を目指す。規制当局向け資料(レギュラトリー・ドシエ)の作成支援や治療戦略の選定、複数の遺伝子疾患に共通するメカニズムをまとめて申請するバスケット試験の承認手続きの統合といった領域を支援対象に挙げている。Anthropicは、AI for Scienceの助成先どうしが近い課題に取り組み知見を交換することでプロジェクトが進みやすくなるとして、今回のようにテーマを絞った公募を今後も行う方針を示した。

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