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NVIDIA、RTX Sparkノート向けに音声認識モデルとGPU配分機能を追加

NVIDIAは10月28日、Windowsノート「RTX Spark」向けのローカルAIモデル、エージェント向けツール、ゲーム対応のアップデートをまとめて発表した。RTX SparkはBlackwell世代のRTX GPUとGrace CPUを1つのスーパーチップに統合し、最大128GBの統合メモリを積むノートPCで、ASUS、Dell、HP、Lenovo、Microsoft、MSIから販売されている。

モデルで目立つのは、NVIDIAのオープンウェイト音声モデル「Nemotron 3.5 Transcribe」だ。文字起こし、話者の識別、翻訳、音声についての質問応答に対応し、インドの7言語を含む40言語を扱う。アクティブパラメータは約43億で、Hugging Face上でBF16・FP8・NVFP4の3形式で公開されている。NVIDIAによれば、Hugging FaceのOpen ASRリーダーボードで1位、Artificial Analysisのオープンウェイト部門で2位につけ、1位のモデルよりパラメータが80%少ないという。

このほか、Liquid AIの新モデル群「LFM3」(1.7Bのベースモデルが旧2.6Bモデルを上回るとされる)、Black Forest Labsの画像生成・編集モデル「FLUX 3 Image Klein」(5.6B、VRAM 8GBのRTX GPUで動作)、4GBのメモリで動く「Nemotron 3.5 Bolt E4B」が対応モデルとして挙がった。ゲーム面では、MOD制作ツールRTX Remix 1.6でDLSS 5と最大6倍のマルチフレーム生成に対応し、Minecraft Java Edition 1.21.1のパストレーシング化も可能になった。

実用面で新しいのは、NVIDIA Appに入った「リソース管理」機能だ。前面で使っているアプリとバックグラウンドで動くAIエージェントのあいだで、GPUの割り当てをどちらに寄せるか選べる。設定はNVIDIA Appの「System > Advanced」にあり、Windows設定で「ハードウェアアクセラレータによるGPUスケジューリング」を有効にしておく必要がある。10月7日のMicrosoftとの共同イベントでRTX Sparkは「AIエージェントが常駐するPC」として紹介されたが、エージェントが重い処理をしている間に動画編集やゲームが遅くなる問題に、OSより手前のドライバー側ツールで対処する形になる。

なお、今回の発表ではRTX Sparkノートの価格を「2,599ドルから」としている。発売直後の10月17日のNVIDIAブログでは「2,399ドルから」と書かれており、最安構成の表記が200ドル上がっている。日本での販売価格や、Nemotron 3.5 Transcribeの日本語対応については発表で触れられていない。

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