Googleは2025年12月17日、速度とコストを重視したモデル「Gemini 3 Flash」を発表した。Gemini 2.5 Proと同等以上の性能を3倍の速度で実現しつつ、API価格を入力1Mトークンあたり0.50ドル・出力3ドルに設定している。
性能面ではGPQA Diamond(博士号レベルの推論)で90.4%、MMMU-Proで81.2%を達成している。コーディングベンチマークSWE-bench Verifiedでは78%を記録しており、高度な推論を要するタスクでも実用的な水準を保ちながら高速処理を実現している。
Gemini 3 Flashは、GeminiアプリとGoogle検索のAIモードのデフォルトモデルに採用された。日常的な質問への回答、文書の要約、コード補助など、頻繁に使われるタスクでの応答速度を優先した設計だ。エージェント型ワークフローへの対応も強化されており、Vertex AIやGemini Enterpriseを通じた企業向け展開でも使われる。
Flashシリーズはこれまで「速度・低コストと高性能のバランス」を取る位置づけで提供されてきた。Gemini 3 Flashはそのコンセプトをさらに徹底した形で、フラッグシップのGemini 3と並行して幅広い用途をカバーするラインナップの整備が進んでいる。



